感動の結婚式

感動の結婚式

結婚式を挙げて既に20年以上の月日が経ちます。
しかし、今だにその日の想い出には感慨深いものがあります。
式当日は、まだ肌寒い春の日でした。
天気上々、気分と共に晴れやかな日でしたが、二人には一つだけ心残りが・・・。
それは、妻の実父が当時、重い疾患で病院に長く入院していたのです。
もちろん二人としては、双方の父母共全員に出席して欲しい。
しかし、安定しない病状の心配もあり義父の出席は無理かもしれないと諦めていたのです。
そして、式当日、とりあえず病院の先生に駄目元でも、その日の出席を相談してみることにしました。
すると、不思議なことに、その日義父の体調がすこぶる調子良いとのお墨付き。
あくまでも体調と相談しながら無理をさせないようにと約束し、用意してもらった車椅子で式場に急ぎました。

    同時に式場・披露宴会場の受け入れ準備の確認を兄弟達に取り計らってもらい、万一の時に備えて看護婦さんまで付き添いしてもらいました。
    そして、いざ本番、神前の式場では、義父が気になり自分の言うべき誓いの言葉もシドロモドロ。
    その自分の姿を見た義父までも笑っていました。
    でも、その笑顔はとても満足している笑顔であったと思います。
    たくさんのスタッフと親族達に支えられて無事、結婚式を終えることが出来ました。
    義父の体調も急変することなく披露宴の途中まで出席してもらえました。
    翌日、病院に無理して出席してもらった御礼方々見舞いに行くと、義父が泪を流しながら、「本当にありがとう。」と言われた瞬間、胸に込み上げてきた感情を、どう伝えてよいか分からず義父の手を握ったまま何もいえなかった事だけは今でも覚えています。